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まけ

ぐちやまです。皆様のおかげで、企画終了いたしました。

​おまけ程度ですが、企画趣旨や内容の裏話などをお伝えできれば幸いです。

企画趣旨

まずそもそも、「狐の贄入り」という作品を考えたおおもとの理由は、

いいイメージをあまり持たないキャラの結末というのを題材にした作品を作りたいと思い制作に至りました。

「女性に優しくする」というしきたりのある村で、

どんどん我侭で傲慢になっていく主人公の末路は明らかで、ベタな展開ではあるけれど、

それを分かっている上で制作してみたかったのです。

ストーリー展開にあたり、自分の経験がいいアクセントになりました。

普段から人間を観察していることで、良い意味でも悪い意味でもリアルなキャラクターを作れたと思います。

もちろん、この作品はフィクションです。

そして、この作品は、「女性」が主人公になっているが、視聴層は女性だけをターゲットにしているわけではないです。

主人公を「男性」に置き換えた場合でも、

同様のことが言えるので是非、「自分の立場」に置き換えて視聴してみて欲しいと思います。

これを聞いて「優しくされて当たり前」「私だけが特別」なんて考える人が一人でも減って、

「優しくしてもらったから、自分も」と、相手に寄り添う人が一人でも増えて欲しいと思う限りです。

企画趣旨

​イラストの方向性

 

キャラクターについて、まず一番最初のラフの段階だとリアル寄りで

可愛さや綺麗さ、かっこよさはあまり出さないようにするつもりでいました。

しかし、そうしてしまうことで、触れにくい作品(視聴者が増えない)と判断し、

少しアニメや漫画に寄せてキャラクターの個性は殺さないよう心がけたつもりです。

イラストの方向性

​仲邑 千明

ナカムラチアキ

東雲 和人

シノノメカズヒト

​ナカムラ チアキ 齢:23歳程度

自分に都合いいように周りを動かすことが得意
周りからあまり良く思われていない
喜怒哀楽が激しく性格的に裏表がある。

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・水商売をしている ・アキラとは恋仲にあると思っている

・わがままで短気な性格。裏の顔がある

​・ミクと恋仲にある男性を奪おうとしたことがある

チアキというキャラクターには申し訳ないが、

この本編における「犠牲者」です。

 

先ほどの「狐の贄入り」という作品において

主人公がどういう末路を遂げるのかを

(大雑把ではありますが)考えていた状態から作り上げました。

完全なる独断と偏見ではあるが、水商売をしている人の中には
チアキのような人は少なからず1人は存在するでしょう。

現に、自分の友人も夜の仕事をしている女性に泣かされた経験がある(笑)

モデルはその友人の体験談で登場した女性ですが、

面識は無いため、外見は完全にイメージ。

キャラクターの声についても、自分の偏見から選ばれた面が濃いです。

猫なで声でお客に擦り寄り、

ボトルを入れてもらう という勝手なイメージから生まれたもの。

最終幕では泣き叫び、悲痛な声をあげるチアキの姿があるが、

イラストにぴったりの声が最初から届いて驚きました。

 

シノノメカズヒト 齢:15歳程度

気弱な男の子 周りに気を使い常に優しい心を持っている。
大人しく消極的な感じ
とても優しく騙されやすい純粋な男の子

母親は夜原美久だということを知っている。
そのため、美久には逆らえない。

生まれてから何年も経つが、醜さが完全に治っていない為、
成長が周りの人間より遅い。

自分の醜さを軽減させる為、

酒屋(鹿川)の長女の血をすすった。それは美久の命令のもと行われた。

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・初体験はチアキ。そのため、よくなつく。

・この村に対してトラウマを抱えている。そのため、いつも怯え調子

 

シノノメの存在は、自分の中ではとても大きい。

彼は今作品の中で唯一純粋なキャラクターといえます(笑)

しかし、容姿はケロイドでコンプレックスがあり、筋肉も無く

意思もあまり強くない。消極的な男子。

 

いわゆる「もやしっ子」という感じの男子にした。

その理由については、簡単な話だ。「病弱男子」は可愛い!

ただそれだけ(笑)

キャラクターの声については、

「病弱男子」を感じさせないような声が欲しかった。

あくまで「病弱男子」は作者の妄想の中のシノノメであり、

本編中のシノノメではないからです。

当初は女性ではなく、男性の声を起用しようかと考えていたが、

あまりにもぴったりだった為、女性の声を起用しました。

担当していただいた声優さんには「戸惑いに違いを」と頼みました。

唯一の東雲に対するこだわりかと思います。

消極的な人、女性も男性も変わらず 戸惑ったときの声や言葉は何一つとして一緒のものが無い。

聞いていてとても新鮮で会話していて相手は大変だと思うが、こちらはとても面白い。

その戸惑った「あっ」や「えっ」にもそのシーンによって感情のこめ方が違うため声の抑揚や音程が全く違う。

そのリアルな演技が聞きたかったから。

夜原 美久

 

ヨバラミク 齢:23歳程度

チアキに対して酷い恨みを持っている。
チアキを必然的に村に迷い込ませたのはミク。理由は復讐の為


ストーリーの重要なキーパーソンとなる。

夜原家は村の権力を握っている。
その為、日照雨の義や村の親睦会など催し物の重要事項は夜原家が決めたりする。(夜原が村長というわけではない)

千珠という昔の姿を持っており、東雲を産んでから姿形を変え、
美久として生まれ変わった。

夜原には絶対に逆らえない。村は夜原をもちあげる。
 

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・蛇のような女。どこにでも現れ、すぐになにかを察することができる

​・頭が良い。チアキとはまた違った方向で、周りを操作することが得意

ミクは作者一押しのキャラクターである(笑)

自分が作ったキャラクターではあるが、一番愛していると言える。

黒いキャラクターが大好きなので、こういった裏表のあるキャラクターは

男女問わず好きである。ではチアキは?と聞かれそうだが、

チアキは「嫌われるようなキャラクター」を前提に作っているので

後はお察しだろう(笑)

CV募集の時に一番人気は彼女でした。

彼女のイメージは自分の中ですごく悩んだ。ビジュアルも、声質も。

キャラクターの性格は簡単にするするとイメージできたが、

ビジュアルには「こういう子 裏表あるよね」と思わせたくなかった。

表の顔を完璧に演じ切ってみせる、

そんな「黒いキャラ」として成立させたかった。

キャラクターの声についてもとても悩み、ご応募くださった方の声を

何十回と視聴し、イメージとすり合わせた。

声そのもので「可愛さ」や「妖艶さ」が表に出てしまうと 「黒いキャラ」がにごってしまうと思っていたが、ご応募くださった方の声を聞くたびに

「うわーーーーーーいいーーーーー!!」と、迷いに迷った結果だった。

声優の選考で一番苦しんだキャラといえる。​

そのため、降板の件はとても残念だったが、思い出に残るキャラクターだった。

伊東 明

イトウアキラ 齢:21歳程度

No,1になるなら手段を選ばない。

駆け出しのホスト 千秋のことは何とも思っていない。

 

この作品の中で唯一の一話退場キャラクター。

扱いとしてはメインキャラクターです…

このキャラクターはあくまで端役 ではありますが、とても重要な役。

理由は「チアキを舞台である村においていく」という役目を果たすからです。

本編には書いていないが、彼が一緒に行く、と言わなければ

チアキはあの村へたどり着くことはなかったから。

(どうして一緒に行きたがっていた?なんであの村に?はお察し)

そして、本編をお聞きいただいたら分かるのですが、彼もまた

「嫌われるようなキャラクター」です。

自分はホストクラブに行った事など

一度もないため、「ホスト」というものに対しての偏見で練りあがったキャラクター。

ビジュアルについては、ホストの経験がある知人に情報を提供してもらった。

CVはナレーター・モブを務めるモリサキタテワキさんが担当。

無茶ばっかりいってるのに、OKしてくださり、

本当に頭があがらない存在です。

是非、2週目からはモリサキタテワキさんを探せ。をやってみてほしい。

​さて、何役やってるかな?

ヨバラミク
イトウアキラ

鹿川 信一郎

カガワシンイチロウ 齢:30歳程度

エンドウとは親友関係にあった。が、チアキのせいでその友情は引き裂かれてしまう。

鹿川家は、子供2人(女(15) 男(5)) 妻の4人家族であったが、
長女が東雲の血肉となり、死亡する。享年15歳であった。

妻は純粋な人間であり、美久に拉致された。
日照雨の義の犠牲者である。その時に産んだ子供が5歳の男の子。
美久に対して酷く怯えている。

 

カガワについて、

彼もまた「嫌われるようなキャラクター」として作るつもりだった。

そして、ラフの時点では名前も違い、「ショウダイ」という名前だった。

 

あまり聞かない名前過ぎるのも、と考え直してみた名前だが案外マッチしたと思う。

 

性格については、本編ではあまり分からないが、明るく活気のあるキャラクターである。

しかし、裏では実は女好き。そして、世間体を気にして「自分は悪くない」という事を回りにアピールするような…とイメージした。この要素が「嫌われるようなキャラクター」です。

第2話を聞いて頂ければ彼の本性は…。

 

キャラクターの声については、

「カガワ」の声を自分がなかなかイメージできず手こずった。

担当していただいた声優さんの声を何十回も聞き、イメージし、夢にまで出てきたキャラクターである。(笑)

意外と裏では訳ありなキャラクターだったりします。

台本ではしんいちろうだったり、カガワだったり、表記がバラバラで…

​ご迷惑をおかけしました。

カガワシンイチロウ

縁道 夏目

エンドウナツメ 齢:30歳程度

カガワとは親友関係にあった。が、チアキのせいでその友情は引き裂かれてしまう 第一幕では発見人物として登場

このキャラクターは一言で表すと

内容は薄いが、キャラが濃い。です。

 

このキャラクター、自分の中ではミク、シノノメの次に好きなキャラクターです。

理由としては、「活気のある、元気な兄ちゃん」という田舎っぽい男性で

「嫌われそうなキャラクター」として作るも、嫌いになれなかった。(笑)

 

モブといわれる位置には居るが、こういうキャラクターが居るからこそ、

「ゲスいキャラ」が映えると言えるだろう。写真で言うレフ版のような存在のキャラクターであるエンドウには愛着さえ沸いているのが現状だ。

キャラクターの声については、担当していただいた声優さんのサンプルを聞きまるで電気が走ったかのようだった、というと大げさに聞こえるかもしれない。

しかし、とても自然で、とても、とってもいい「エンドウ」だったのだ。

​もう個人的には弐幕終盤のズボンをカチャカチャするシーンが凄く好き

第弐幕

第参幕

男の子

ママ~という台詞だけだったが、実はあの声はミク役の方の声です。

どういう子なのかは、カガワの紹介を見てほしい。意外と重要人物。

カガワ妻

カガワが既婚者だということがわかるようにも、登場させておきたいキャラクター。

意外と若い。その理由は日照雨の義の犠牲者だからです。

5歳の子供がいるということは割と最近…。

その前に長女がいたということは…?

さて、彼女は何歳で、犠牲になったのでしょうか?

そして、なぜ彼女は、生存しているのでしょうか?

女医・シラキ

シラキについては、彼は村にひとつしかない病院の医者で、

村人全員の治療をしているため、村の内情は熟知している。

本編では出てこないが「こいつがこの村を支配してるんじゃないだろうか」と作者でさえ疑ってしまうようなキャラクターになってしまった。

​実は元々は訳ありの男性医で考えていた。

日照雨の義


禊、本殿にてカラダを穢すべし 穢し、穢して 巫女となる
巫女となる女人、腹に子を宿すは、狐の子

この村では少子化に悩まされていた、この村はもうすぐ廃村になってしまうだろう。
人間と狐の間に生まれた子は『忌み子』と呼ばれ『妖狐』よりも妖力が強く狐の村の発展として必要になる。

人間に狐の子を孕ませ、出産させる。
臨月になるとお腹を破りながら、狐の子が出産する。

出産時、女は痛みに耐えきれず発狂死する。
儀式なので村人はその女の死を見届ける。

 

宵ノ塚村

千秋が迷い込んだ村である。
人口の9割が化け狐で構成されている村。

男はほぼ狐であり、女は拉致されてきた人間である。

狐の男と人間の女の間に生まれた子は『忌み子』として生まれる。
生まれてすぐは醜い見た目で生まれてくるが人間の血を飲むことでその醜さは和らいでいく。

宵ノ塚村の特徴を見ればわかるが、女はこの血の犠牲となることが多い。

​大人の女性は美久の判断で残した生き残りである。

狐の子

ここまでが設定です。

連絡から質問を頂ければブログなどでお答えします。

謎が解けなかった方はご一報ください。

それでは、また次回の作品があればお会いしましょう。

​ぐちやま 拝

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